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会社に付けばまだ誰も来ていないようで
なんとなく自分のデスクを整理する。
何をしててもやっぱり思ってしまうのはマサキの事で...
「...生きてるといいけど」
「なーに朝から物騒な事言ってんの!!
挨拶しようと思ったのにそれすら忘れたわよっ」
「ヒィッ」
いきなり後ろから声をかけられたら誰だって驚くと思う。
...だからこの小さな悲鳴は無かったことにしよう
彼女は同期のスズキだ。
優れたその才能を余すことなく仕事で発揮し来月には本社移動が決まってるらしい。
「んな怯えないでよね
私がお化けかなにかみたいじゃない!
お化けなんて怖くもなんともないわ
世の中一番怖いのは金と権力よ」
ちなみに彼氏は募集中らしい。
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