2人が本棚に入れています
本棚に追加
(うひっ。ヤバいかも。
ブラック那珂川降臨しちゃいそう…)
明らかに口調に棘を感じて
顔を正面に戻せば
那珂川の氷の微笑みが目に入る。
「あの、本当ごめんなさい。
えと、お話の続きをどうぞ」
こうゆう時は素直に
頭を下げるに限るよね。
怒りの矛先をそらすためにも
話の続きも促してみる。
「…ま、いいでしょう」
これ見よがしのため息と視線が
かなり心に痛くキタけど、
ネチネチ言われるのは
もっと嫌なので、ここは我慢我慢だ。
すると背後から
さっきまで黙っていた綾瀬先輩が
口を出してくる。
「那珂川先生。
今くる臨時の養護教諭については
俺の育休についても
合わせて話しておくので
他の項目を確認させてください」
ん？育休？？？
綾瀬先輩、子供産めんの？
…なんて、そんなわけないじゃん。
と1人突っ込みしてる間に
話はどんどんすすんでいく。
「そうですか。
そうしてもらえると助かります。
では今日の欠席状況からですが…」
最初のコメントを投稿しよう！