学園での再会

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☆★☆★☆★☆★☆ 「…ということで、今日もよろしくお願いします」 「「お願いします。」」 時間を知らせるチャイムとともに 朝のミーティングが終わると、 那珂川先生だけが席を立ち 職員室を足早に出て行った。 残された私はというと、 後ろに控える綾瀬先輩に目線をうつし 先ほど気になったことを もう一度確認する。 「ねえ、先輩。 育休って、何? 私、何も知らなかったんですが」 確か先輩はまだ独身なはず。 なのに育休っておかしくない? 憮然として先輩を睨むと まじめくさった顔で 返答を返してくる。 「いや、育休に関しては 俺のことじゃないんだ。 まぁ、あながち間違ってはないが どっちかというと介護休暇に近いな」 「だからぁ、そこんとこ もうちょっと詳しく 教えてくださいってば!」 相棒、気取ってるのに、 なんかいろいろ他の人より 知らないのは悔しいじゃない。
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