一通の手紙

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私の姿はもう誰にも見ることができません。 ですがこれでよかったのです、 もともと私はいなかったのと同じことなのですから前と変わる事は無いのです。 多くの人にとって見えない今の姿も、 こうなってしまう前も。 やっと私は楽になることができました、 こうなることができてほっとしています。 少し寂しい気もしますが、 私がいなくなって困る人など、 いないのですから。 こんな感情にも、 もう、 意味はないのでしょう。 姿の見えない私がいなくなったとしても、 誰も気づきません。 ですからこれから私がいなくなるといったところで、 誰も私がいなくなったことにはほんとに気づく事は無いのでしょう。
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