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「おぉ、ヒロキ! それで今はどんな感じだ?」
ヒロキの父親も到着。
「いや……、病院は?」
「そんなもの! 私がおらんでも何とでもなる!」
そんな院長のいる病院はどうなんだろうか? それでもここに梨早が居ないだけマシか?
「まぁ! ヒロキ、さんのお父様ですね? 私、編集長を務めております三上とーー、あぁ、すみません。こんな時にご挨拶もなんですわね?」
苦笑いする三上に、ヒロキの父親も汗を拭きながら「お世話になってます」と頭を下げる。
「いつも不肖の息子がお世話に。いや、こいつの世話は大変でしょう? こちらかあいさつに伺わないといけないところを」
「そんなこと、すみません。こんな時にこんなところまで。でも気になってしまって……」
「いえいえ、こうして心配していただけるとは、果報者です」
「……」
これは一体何の騒ぎだろうか?
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