群青2 モノクロ第3話

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彼女の答えには、答えがあるようで、ない。 面白いと思った。 「別?」 「はい」 付け直したコサージュに視線をやり、向きを調整する フリをする。 「どうしてそう思う?」 今度は頬が赤に染まり始めた。 「なんとなく、です。ちょっとしか自信はありませんけど」 俯く彼女の顎に手をやり、上を向かせる。 かける声は「そのままで」 「上手くは、言えません。すみません」 フイッと顔を背け、俺から視線をそらせた。 顎にやった手が離れる。 ムクムクと湧き上がる加虐心。
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