第1章

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「じゃあ僕いきますね。」 階段を登り始めた比舎さん。 「階段何段あるんだよ、お前次数えてきてくれないか」 達磨が真栄城に言う。 真栄城は見た目がイケメンだが、今は 比舎と同じ 地味で冴えない。 「……誰ですか、あなた。」 「達磨 貊だよ。自己紹介してなかったか?」 「だるまだよなー」 と、堂角田が達磨を馬鹿にした。 達磨は静かに振り向いて食いぎみに堂角田を見た。 堂角田はその様子をみ、あちゃーと いった察知し、嘆いた。 「お前……堂角田って言ったな。 これからお前は俺の敵だ。」 「かんっぜん地雷ふんだなあ」 けたけた笑う東奥。 「ま、まぁ……僕が次いくよ。」 と、堂角田を盾に学習したようで真栄城がぼそっとつぶやいた。 「あー、頼んまっさ」 「威嚇はやめんか」 むぎゅと、印牧の口に手をいれた東奥。 「おっちゃん、喋りすぎや」 むぎゅむぎゅとおののく印牧。
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