第1章

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「赤頭巾ちゃん……という童話、 皆さん知ってますか……?」 小鳥遊が口を開く。 「……えぇ……確か…赤頭巾ちゃんはおつかいをたのまれて……おばあちゃん家にいって……狼に……まさか!?」 「そのまさかさ。早くいかないと 達磨さんの命が危ないかもしれない。」 「私、達磨さんについていくわ!」 そこへ日月 戎が精悍な表情で、 「龠、俺がいく」 東奥がノリノリで、 「なんやぁ~?カップルかぁー?」 と、聞くと、 柘植野 罧が ゆっくり椅子から立ち、 「龠がいくなら戎がいてもいいから私も一緒にいく。」 堂角田も行くことに。
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