第1章

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「お前はいかないのか」 と、印牧がきく。 「うちは宇留賀の味方や、友達は最後の最後まで信じたいもんやし。 警察と違って。」 東奥の説得力のある発言に、 歳桃が拍手する。 「素晴らしいわ!」 「なんや、おばちゃん」 すると、モニターに映り出されたのは、 比舎、小鳥遊、 堂角田、 日月、柘植野の姿があった。 比舎がカメラを見つけると、 手を大きく振り、 「みなさーん、見えますかー!」 小鳥遊は何やら座り込んでいる。 それを気にかける様子の日月と、 手持ちのリュックから医療箱をだす柘植野の様子が見えた。 「大丈夫なの~?あれ」 歳桃が言うと、 比舎はそのまま、 「僕らこれからいきますね!」 するとまた端から、警察、印牧の姿がみえた。 「印牧さん、いきましょう。」 「あぁ。」 小鳥遊を気遣いながら小屋へ足を運ぶ姿があった。
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