第1章

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そう言葉をかけたのは 東奥 舜 。(あちおく しゅん) 15歳、冏の親友。女。 「お前まで馬鹿にする気か」 「まあまあ落ち着きましょうよ、 達磨くんは服役してから真面目に働いてるし、親孝行頑張ってる。それに逮捕されてからすごい印牧さんがよくしてくれてたん 知ってるんですよ。私。」 唖然とする印牧は みるみるうちに顔が真っ赤になる。 「そうなんか?……東奥」 「そーやぁ、何でも離れて生活する 娘の嫁に似てるから 、毎日、 いらん心配しよって娘に電話しよったんや」 「あぁ……。そういう……」 少し吹き出しそうな貊。 東奥は事がおさまったとそそくさと 冏の隣へ。
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