第1章

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「私、宇留賀 冏がマスターです。 この四十住豪、祖父の遺産をめぐる戦いは すごいものになるでしょう。 これからみなさんには箱の中身を探って 頂き、もし当てる事が出来れば、 その方に10ポイント加算されます。 では二階へ上がってきてください」 「はあ~い、私1番~~」 そう言ったのは歳桃 歃嘉。 髪をねじりながら高いハイヒールで階段を登る。 腕捲りし、覚悟して 腕を箱の中に。 「なんか毛……?猫かしら……」 動物嫌いな横周り大きい我如古 黌が 首を振る。 数分立つと、何かわかった様子で 箱から手を離し、ご機嫌そうな歳桃 歃嘉。 「私はもう結構。じゃあお次の方どうぞ~?」 と、階段を斜めにして下りる歃嘉。
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