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「歳桃さん早いなあー、
さすが金の事なら勘冴えるなあ」
と東奥。
中由 肇は
歳桃 歃嘉に視線が集中していた。
堂角田 剌が様子を見かねて喋りだす。
「は~じ~め~ちゃ~~ん。
君って本当素晴らしいね~~、卑怯てか
あざといね~」
「……」
中由と堂角田は訳ありな仲なようだ。
「詐欺師にはお気をつけを~~みなさーん」
そこにいたメンバーが その一言で
ざわつく。
「堂角田さん、それは本当ですか。」
時間をおいて堂角田が喋り出す。
「ほんまや。なんならこのゲーム終わるまで見たかったらいつでも見せるわ。
こいつが奪った3000万の欠片だけ被害者の俺の息子
とこいつの指紋があるやつなぁ」
と、ニヤニヤしているが
憎き犯罪者を許せない表情だった。
中由は動揺を隠せない様子で、
立ち尽くしていたが、
「私……この人にストーキングされてるんです。」
と、泣き出す始末。
そこへ水を差すように比舎 麥が、
「お取込み中申し訳ありませんが、
次僕行っていいですか。」
と、冴えない麥が、挙手した。
猫嫌いな我如古も、思い出したかのように
哀願した。
「僕、箱の中身がなんだかわかりませんが、さっき歳桃さんが毛を触ったとお聞きして、猫アレルギー発生しそうなので、皆さんお先にどうぞ」
「なんやおもろなってきたなぁー猫アレルギーに詐欺師。なあ、マスター」
「中由さんはこのゲームが終わると詳しく事情聴取されると思うので今はゲームを続行してください」
と、淡々と述べた。
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