光と闇

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田中「とりあえず次のウズベキスタン戦のシステムだ。」 GK 松下 CB 小田 CB 財前 CB 宮長 RWB 石澤 LWB 林 DMF 真行寺 CMF 烏丸 OMF アトム CF 柳生 CF 虎之助 田中「以上だ。」 アトム「えっ....」 長谷川「俺はわかるとして...新井が外れてるんだなぁ...」 真行寺「新井君...」 虎之助「ち、ちょい待ちや!なんで新井がスタメンやないん!?」 烏丸「その件に関しては俺の意見だ。」 虎之助「オッサンの?説明してもらおか?」 烏丸「このシステムの最大の弱点は両WBなんだ。SMFを置かないこのシステムはサイド攻撃に弱いんだ。だからDFが上手く、適度な上がりが出来る選手じゃないと話にならん。石澤はイギリスでプレイを見たがOF・DF共に申し分ない。林はかつての実績から言って外せるわけがない。」 虎之助「だったらシステムを変えればええやん!」 石澤「なんだテメェ?俺がスタメンなのが気にくわねぇのか?」 虎之助「それもある!けど...新井はベトナム戦の時活躍したやろ?」 烏丸「わかってる。だがベトナムはベトナム!ウズベキスタンはウズベキスタンだ!奴らの得点パターンはサイド攻撃からのクロスだ!それにセンタリングも上げられる奴じゃないとWBはつとまらねぇ!新井じゃあ...まだ役不足だ。」 虎之助「....」 柳生「仕方なかろう...栄光を掴む者がいれば苦汁を飲む奴もいる...それが俺達の世界だ。」 林「わかってるじゃねぇかい。新井!お前はまだ二流だ!一流の俺を抜かんかぎりスタメンはない!」 酷い.... 新井「...抜いて見せますよ...絶対!」 林「ふん!!まぁ...せいぜい楽しみにしとくだよ。」 虎之助「新井...いいのか?」 新井「はい!まだ試合に出られない訳じゃありませんから!諦めません!」 新井の決意は本物だ... 各個人で気合いを入れ直す。 味方同士でも光と闇が存在する事を知って... いざウズベキスタン戦へ!
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