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瓦礫の街中を2人は獲物を探して歩く。
雨上がりのためか、いつもは水場にいる
はずの小動物も今は影さえない。
仕方なく2人は森へ向かった。
何か食べられる果実があるかもしれない
とキラが言い出したのだ。
望みは薄かったが。
「ねえ、
もっと奥まで行ってみようよリラ」
「え~。でもさ、行って何もなかったら
かえっておなか減るだけだしぃ。」
「でも、ひょっとしたら何か見つかる
かもしれないじゃない。
求めよさらば与えられん!」
「ん、もう!分かったわよ。
そのかわり今日何も食べられなかったら、
キラのせいだからね」
「はいはい。さ、
行こう」
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