第1章 プロローグ

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「ほら、今日も私の宿題頼むわよ」 赤羽志穂はそう言って自分の席に座る杉浦美香に近付いた。 「で、でも……」 「何? あたし困ってるんだけど。"友達"なら助けてくれるよねぇ?」 「で、でも…………わ、分かりました」 美香は反論しようとしたが志穂の圧力に負けた。 「じゃあ舞花(まいか)もお願いしようかなぁ。よろしくね美香さん」 「私もそうしよっと」 最後に踊子(ようこ)が加わり、3人は美香にノートを押し付けた。
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