第7話

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「何よそれ、失礼なことを言わないで。それにお父様、お友だちじゃないわ。恋人よ。皆、私の恋人だったの」 華乃はツンとした表情で、ポテトサラダを乗せたフォークを口に入れた。 華乃が手を動かすたび、手首の薄地の白いレースがふんわりと揺れる。 そんな二人の会話を、近くで無表情で、黙って聞いている者がいた。 そう、奏多だ。
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