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「こら!いつまで寝てるんだ!今日は入学式でしょ。」
ドアの先には若々しいお姉さんとも見えるような人が立っていた訳ではなく、普通のそこら辺で散歩しているような40代ほどの女性が仁王立ちしていた。
この時少年は目覚める様子もなくいまだに夢の中である。
女性は起きる気配がないと知ってかズンズンと音をたてながら少年の元へ歩き始めるとおもむろに少年を布団から出し、肩にかついだ。
「この子は16にもなって懲りないね。」
そう言いながら階段を下りていき向かった先は。
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