第一話。入学です
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少年は水面に浮かび上がり自分を投げ飛ばしたであろう人物に向かってどなり声をあげるが、そこにはすでに人の姿はなかった。 「いねえし、てか息子投げ飛ばしといて無事も確認せずにいなくなるって。溺れたらどうすんだよ。」 少年はブツブツと文句を言いながら水面から出るために陸に向かって泳ぎ始める。 この一連の流れが少年の一日の始まりなのである。
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