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女教師はイソイソと、スクリーンを下ろし部屋の電気を消した。
パッとスクリーンにファントムの様な仮面を付けた男の顔が写しだされた…。
『ようこそ皆さん我がゲームへ』
変声機を使った感じの声がスピーカーから聞こえてきた。
『私が主催者の【ドク】…今から、皆様方の参加する、ゲームに付いて説明しようと思う…
【鬼ごっこ】のルールは皆様ご存じの通り…
鬼に捕まったら鬼になる…しかしながら!これではエンドレスに続いてしまいます…。
そこで鬼に捕まったらゲームは【終了】という至って簡単なルール…を付け加えます…。』
んっ?それってどういう事だ?どうすれば勝ちになるんだろ?
『質問はございませんか?』
俺は即座に手をあげた…
「なんだ遅刻者⁉」
女教師が怒鳴った。そんな怒らなくても…
「このゲームってどうやったら終わるの?」
『ふふふ…すいません言い忘れていました…。
終了の条件は…【鬼】を殺す事です…ククク…その為に皆様に武器をランダムに配布します…それに加え…水・食料・毛布・参加者名簿・地図がバックに入っています…それでは皆様頑張って下さい』
プツン…と画面が消えた…ザワザワ…っと周り騒ぎだした…。
スピーカーからまた声が…
『もう一つ…賞金は生き残った人数÷36億ですので♪
鬼以外を殺す事もOKです…因みに鬼は既に皆さんの中にいます…ククク』
殺す…??たかがゲームだろ…何で…そんな物騒な言葉が…
その時横に座っていた年が近そうな男の子が立ち上がって…
「なんだそれ?バトロワのパク…」
ドスッと額にサバイバルナイフが突き刺さった。
悲鳴があがる!
「いいか!バトルロワ〇ヤルのパクリとか言ったら殺すからな!」
女教師がに睨み付けてきた。
もう殺してるから!そんな…殺人ゲームかよ…
「美味しい話にはな!裏があるんだよ!!覚えとけ!!!生きてられたらな…」
いい終わると教室の扉を空けた…
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