第5章

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ぼんやりとしていたけれど“先輩の許嫁”という言葉に、はっとした。 「い……許嫁!?」 「そうよ、あ、外部入学は知らないか。婚約してるんだよ勇気先輩と、うちの学院理事長の娘」 「……」 思わず言葉を失ってしまった。 急に先輩が遠くに見えた。 私は動揺を隠せない。 「――好乃?」
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