第6章

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「……彼女は、俺より2つ上でイギリスの大学に通ってたんだけど、休み期間で帰国してたんだ。そして、資料館の手伝いをしていた。そこで俺たちは一緒になった」 「かのこさんって、どういうひとなんですか?」 私は嫉妬、している。 かのこさんなるひとのことを、知りたくないと思う反面、やっぱり気にかかるというのが本音だ。 「ん~、大和撫子って感じかな。見た目も中身も。芯が強くて、だけどどこか強引で」 「そんなところを、好きになったんですね」
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