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クラス表を見て思った通り一緒のB組。
入学式の会場は…流れに任せて行ってみようって事になったので紛れ込んでみる。
「ここ体育館?」
「さすがだな、コンサート開けそうだぞココ」
俺達の目の前に現れたのは巨体な建物。
デカ過ぎだろ。
入口でクラスと名前を言い胸に花を付ける。
花も造花じゃなく生花…花臭い。
クラスの場所行きたかったけど分かんないから適当に後ろの方に座る。
結構人数居るんだな。
それから入学式が始まる。
お偉いさん方が次から次へと喋り続け、俺はいつの間にやら夢の世界へ。
夢の中にはこれから豚まんにされるであろう豚さん。その豚さん達は「キャーキャー」うるさい。豚の鳴き声は「ブーブー」だろ!!「キャーダイテー」と叫ぶ豚さんもいる。
もう意味が分からない。俺の知ってる豚さんはそんな鳴き声はしない。俺は豚さん達を見ながら豚まんスイッチを押した。
「豚まん大盛りで!!」
「起きろ、バカが!!」
頭に衝撃が…目を開けると
「あれ、俺がいる」
「そうか、お前も豚まんの肉にしてやろう」
「ごめんなさーい」
冗談の通じないお兄様だぜ。
どうやら俺が寝転けている間に入学式は終わって、どうやらこれからクラスに移動らしい。
人の流れにまたついていくと校舎が見えてくる。
「こっちだ」
お兄様ったらいつの間にクラスの場所調べてたの?
校舎内を歩いているとビシバシ刺さる視線。
「リックン視線が痛いんだけど」
「同じ顔が歩いてるからじゃないか」
「あ、そっか」
「ここだ」
顔を上げるとB組。
やっべ、緊張してきた…深呼吸深呼吸「ガラッ」もう開けちゃうの、お兄様。
俺の心の準備なんて知ったこっちゃないお兄様は部屋に入っていった。
男なら当たって砕けろ!!いざ、出陣じゃ!!
俺も続いて教室に入った。
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