2章

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カーテンの隙間から覗く光に眉をひそめ、目を開ける。 ベッドの上に置いてある時計を見ると、まだ5時だった。 普段ならもう一度眠りにつくが、今日はもう眠れる気がしない。 いつもより早く起き、仕度をして家を出た。 時間はまだ6時。 「あれ?歩先輩?」 この間別れた道で再び会う。 「西野さんおはよう」 「おはようございます。早いですね、学校近いのに」 「うん、目が覚めたから早く行こうかなって」 西野さんはあの時と同じ様に笑った。
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