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カーテンの隙間から覗く光に眉をひそめ、目を開ける。
ベッドの上に置いてある時計を見ると、まだ5時だった。
普段ならもう一度眠りにつくが、今日はもう眠れる気がしない。
いつもより早く起き、仕度をして家を出た。
時間はまだ6時。
「あれ?歩先輩?」
この間別れた道で再び会う。
「西野さんおはよう」
「おはようございます。早いですね、学校近いのに」
「うん、目が覚めたから早く行こうかなって」
西野さんはあの時と同じ様に笑った。
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