2章

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「で?兄さんはどうして女子とお茶してるのかなー?」 「あ、歩ー。久しぶり」 喫茶店に着いた俺が目にしたのは、何故か同じクラスの女子達とお茶をしている兄の姿。 「あれ、結城くんどうしてここにいるのー?」 「え、てかこの人お兄さんなの?」 「よく見ると似てるねー」 女子が口々に言葉を発する。 「本当は駅までの道聞こうと思ったんだけど、面白い話してたから混ざった」 「・・・兄さん、帰ろうか」 すると兄さんは不服そうな顔をした。 「え、今盛り上がってるからムリ」 「帰ろうか」 「ムーーリーー」
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