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俺に笑いかけ、お父さんと呼ばれた人影の方へ歩き出す。
「抑えられないの」
足を止めて彼女はこちらを振り返った。
「え?」
「さっきの質問の返事。結城くんと一緒にいると私、抑えきれなくなるから」
さっきの返事って?
もしかしてファミレスでの・・・?
”どうして俺と関わりたくないの?”
たしかにそんな質問をした気がする。
彼女は言い終えると恥ずかしそうに頬を赤くし、走って行った。
彼女を迎えに来た人物に目をやる。
電灯の明かりに照らされた顔が俺の心に何かを残す。
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