始業式~春の暖かい風に包まれて~

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始業式が終わり生徒が各クラスに向かう中、俺のクラスに所属することになった連中だけは未だに体育館に残っている。というのも2-SSのクラスが何処にあるか説明してないからだが。 「なぁなぁ、あたい達のクラスは何処にあるんだ?wwww」 「確かにクレナイの言うとおりね。この学園で使ってない教室はない筈よ」 雑草女とその恋人のアンナが言ってきた。 「それについては大丈夫だぞ。爺を脅s…ゲフンゲフン、頼んで屋上の一部を改造したから」 俺が言うと俺のことを知っている連中以外が呆けた顔をしたまま暫く固まり… 「「「「はぁぁぁぁぁ!?」」」」 一斉に騒いだ。うんうん、見ていて退屈しないがちょっとうるさいな。と思っていたら今まで静観してたルージュさんが俺の横に出て皆に言った。 「色々と言いたいことは分かるけど、彼には常識があまり通用しないからさっさと行きましょ」 「あの、今更ですがなんで卒業したルージュさんがいるんですか?」 ルージュさんに説明を求める視線で聞いたのは天野茜さんで元は地球出身で今は陰陽師の名家の次期当主筆頭候補で俺の恋人たちの1人だ。そういやルージュさんの説明してなかったから茜さんの質問は丁度いいな。
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