始業式~春の暖かい風に包まれて~

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そうやって色々言い合いをしてた間にアリエスは召喚魔法陣の上に移動していた。さてどんな詠唱をするのか楽しみだな。一説によると詠唱次第で使い魔が決まると云われるほどに詠唱は大きな役割を果たしているらしい。 「可愛くて強い娘でてきておくれ」 アリエスは随分ふざけた詠唱をしながら魔力を流し込むと凄く眩しい光に包み込まれてその光が収まると中にいたのはアリエスとミカエルだった。マジかよ、あんなふざけた詠唱でミカエル召喚できるのかよ。 「私はミカエルですが貴女の名前は?」 「お、俺はアリエス=ヴァーミリオンだ…です。使い魔契約しろ…してください」 アリエスは声を裏返しながらため口を敬語に直しながら使い魔契約のことを切り出した。ミカエルはニコニコと笑顔で見ているだけで何も言わずにただ黙ってアリエスを見ているがどうするのか凄く気になる。 「う~ん、貴女からは光さんの気配を感じますがどうしてですか?」 「お、あの糞チーt「なめとんのか?」…」 アリエスが俺のことを糞チート野郎とでも言おうとしたからミカエルが切れたみたいだな。なんかイマイチよくわかんねえがミカエルからは尊敬のまなざしで見られてるから俺の悪口は許さないんだろうな。にしても怒ったミカエルは面倒だから仕方ないけど割り込みますか。
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