始業式~春の暖かい風に包まれて~

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「で、結局ミカエルはアリエスと契約するのしないの?」 俺はだいぶ飽きてきたからさっさと終わらせたいからミカエルにどうするつもりなのか聞いた。魔法陣の消去とか色々やらないといけないから契約するならさっさとしてほしいし、しないならさっさと帰ってほしいな。 「お前は光さんのことを変な呼び方をしようとしたから気に入らないけど、光さんに会えるなら仕方ないから契約してやる。ただし通常の使い魔契約ではなく、主が使い魔に敬意を払う特殊な契約ならばな」 ミカエルはアリエスを見ながらそう言った。にしても凄い条件出したな。使い魔の方が地位が高く主が使い魔に敬意を払う契約もあるにはあるが殆どの連中はそんな条件受け入れるか?って連中だから契約を結ばないことが多いがアリエスはどうするのかな? 「分かった。ただし、俺がこいつにきちんとした態度で接するようになったら通常の使い魔と主が対等の契約を結ぶことを条件にな」 ミカエルの出した条件をアリエスが俺の方を指さしながらそう言うとミカエルも契約を結んだ。そうするとルシフェルとミカエルは仕事があるらしく天界に戻った。 「さてと、これ以上は何もないから帰るぞ」 俺は全員にそう言い、今度こそ全員で帰った。
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