1443人が本棚に入れています
本棚に追加
「さてと、全員終わったか?」
実技の教師が聞くと1人の生徒が手を上げた。
「先生、僕はまだ終わってないです」
1人の生徒がそう言うと教師も「さっさと終わらせろ」と言い生徒が魔法陣に向かって行きナイフで自身の血を垂らさずに懐から瓶を取り出し魔法陣に投げつけようとした。
「死神こそ僕の使い魔に相応しい!!」
教師も間に合わなそうだし俺も面倒だと思っていたから放置でいいやって思い好きにさせた。俺が放置すると決め込んだのを分かっていたかのようにルージュさんやミラ達は他の生徒の避難を始めている。
【禁忌を犯したのは貴様か?】
趣味悪い骸骨にボロボロなローブを羽織り自分の身長の倍はあるかと思う巨大な鎌を持って現れた死神が聞いた。死神にも本来は肉体があるがあの格好は人間を脅かすためらしい。
「う、うるさい!四の五の言わずに僕の奴隷となれ!!」
【禁忌だけに飽き足らず、仮にも使い魔にしようとする者を奴隷呼ばわりか。貴様の魂でその罪を償ってもらおう】
生徒が偉そうに言ったことに対して死神が怒りその怒りに恐怖し涙流し腰を抜かして座り込むと死神が生徒に向かって鎌を振り払った。さてと今回は勇者(爆)みたいなのもいなそうだからすんなり終わるかな?
最初のコメントを投稿しよう!