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「やめろー!!」
誰かが大きな声を出すと死神の鎌があと少しで生徒の命を奪おうとしたところで別の生徒がその辺に転がってた少し太い木の枝で鎌を防ごうとしたが当然、木が鉄に勝てる道理がなく簡単に斬れた。
【人間よ、何故我の邪魔をする?毎回毎回こういう下らぬことをする人間が1人2人いるが何故貴様はそいつらを庇う】
死神がそう言うと割り込んで来た生徒は木を投げ捨て凄い表現しがたい表情をしているが俺からすればすんなり終わるはずだった事象を面倒な方に運びつつあるお前が腹立たしいな。
「確かに禁忌召喚はわるいことかもしれないけど、~中略~でも人を殺すのは許せない!!」
あ~あ、死神も律儀に人の話を態々聞いてるから魔法陣からどす黒い煙を巻き起こしてるしこれの対処するのはやっぱ俺なのか?仕方ないか。まずは禁忌を犯してあまりの恐怖に気絶してる生徒を死神に投げ渡した。
「取りあえず、キメラが出てくる前にそいつの魂で浄化するんだ。もうキメラがでてくる寸前だぞ」
俺が言うと死神はここにきて事態の変化に気付いたのか鎌で生徒を斬りつけようとしたらまたしても生徒が妨害した。おい、本当にキメラ出て来たらどうするつもりだ?お前が責任もって倒して生命のバランスを整えられるってんなら邪魔してもいいけどよ、できねぇ癖に何立派に邪魔してくれるかな。
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