プロローグ

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しかしどうしたもんかね?俺に戦闘以外の教科なんてやる気起きないし。いや、生徒は俺が決めていいってことは教師も決めていいってことなのか? 「おい爺、生徒は俺が受け持つってことは教師も俺に決定権があるってことでいいのか?」 俺が聞いたことに爺は暫く呆けた表情をしていたが嬉しそうに微笑んでやがる。爺に何の魂胆があるかなんて興味もないが嫌な予感がしてならないな。 「それは引き受けるということでええんじゃな?それなら教師も君に任せる」 おし、今ので言質取れたぞ。それじゃ遠慮なく選ばせてもらうか。 「それじゃもうすぐ卒業する3年生の名簿見せてくれるか?」 俺が言うことに爺は何を考えてるんだ?って顔をしながらも引き出しの中をごそごそとあさりながらこの春で卒業する3年生の各クラスの名簿を渡してきた。そして俺はある生徒の名前の横に丸印を付けた。 「この人を俺のクラスの副担任にする。そして俺のクラスには他の教師には授業をさせなくていいぞ」 「ふぅ、お主は戦闘をメインに彼女に座学をメインに教えるつもりか?まぁお主と彼女なら他の教師の手も必要なさそうじゃから許可しよう」 俺は爺のその声を聞いて学園長室を出ていった。
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