ニート卒業

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商店街から離れた場所に公園がある。 公園といっても遊具はなくて ちょっと古い木のベンチとぼやぼやとした街灯が1つあるだけで、これといった特徴もない普通の公園だ。 そんな古い木のベンチに座って深い溜め息を落としている一人の青年がいるのがわかる。 ??「今日もダメか~。また、兄貴に『ニート様』って言われるじゃん」 その青年は、ちょっと緩めたネクタイにスーツを着て、青年の隣には少し開いたカバンから履歴書が見える。
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