第2章 フラッシュバック

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僕ら3人は、幼稚園からずっと一緒で、家も隣同士なせいかいつも一緒にいた。 それに加えて親同士も仲が良かったから、行事や祝日、旅行などは3家族常に共 に行動していた。だから2人は僕の家族同然で一緒にいると落ち着くし、親に言 えないことを僕は2人には言えた。 僕の名前は相馬雄一。OO高校に通う高校一年生。16歳、O型の双子座。趣味は サッカーとギター。後、母の影響でダンスも好き。母がヒップホップのダンス教 室の先生をしているから。けどダンスよりかはサッカーかな(笑)そして、僕に は好きな人がいます。好きって一文字じゃ表せないくらい。彼女はいつも隣にい て、まるで空気のような存在。いるのが当たり前というか、いないと生きていけ ないというか。辛い時も、嬉しい時も、悲しい時も、いつも同じ時間を共有して いた。だから僕が彼女を一人の女の子として好きでも、彼女にとって、僕は幼馴 染にすぎない。さらに、今まで僕らは3人幼稚園からずっと同じクラスだったの に、高校に入って、僕だけが別のクラスになってしまった。僕だけが仲間外れに されたみたいな気分だった。これから2人は僕からどんどん離れていくんじゃな いか心配だった。けどそんな中、彼女だけは普段通り僕に接してくれた。 もちろん、あいつも僕の親友だから変わらず接してくれたけど、親友と同時にラ イバルでもあったから、別々のクラスになってから徐々に態度が変化しつつも あったけど、いいやつに変わりはなかった。そんな親友でありライバルであり、 幼馴染でもあるあいつの名前は松田巧真(タクマ)。そして僕のもう一人の親友 であり、幼馴染でもあり、僕の大切な人の名前は関目歩美。
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