過去 藍墨色の夜(花音目線)

21/45
前へ
/362ページ
次へ
「本当にここはオフレコで………。 花音に変な噂で誤解を招くのは嫌だから話すけど。 関係以外、この話は知らなかったのにな。 誰から漏れたんだろう………。」 ハァーとため息をつく小山君。 「決め手はあいつらのグループ、クスリの売買に関わってたんだわ。本人は知らなかったみたいだけどな……。 他にも飲酒喫煙は可愛いもので、売春とかもしてた。」 エッ? 「奴はそんなにがっつり関わってなかったけど、 学校と両親とサッカー部の顧問とで、あいつの自主退学って事で、話がついたんだ。 俺は奴と一番近いから色々聞かれたりして、飯塚も公認で付き合ってたから、色々聞かれて嫌な思いをしたと思うぜ。 花音に当たるのは御門違いだけどさ。 この話を生徒で知ってるのは、俺と飯塚とサッカー部の部長、マネくらいだと思ったんだけど。 どこかで情報が漏れてるんだろうな。」 問題になったら厄介だな。 と思案気に眉をひそめる小山君。 イヤイヤ、漏らしてるじゃん小山君。 なんて突っ込む余裕もなく、衝撃を受けてしまって、クスリって、クスリって、何ソレ。
/362ページ

最初のコメントを投稿しよう!

263人が本棚に入れています
本棚に追加