263人が本棚に入れています
本棚に追加
ふんわりと暖かく感じた。
糊のきいたシャリ感のあるシャツに、ちょっと男の子臭な小山君の香り……臭くないよっ、じゃなくてーーー!!!
!!びっくり!!
小山君にがばっと抱きつかれていた。
「もー!!
花音心配しないで。
大丈夫だから。花音は何もしてないんだし。
なんかあっても、守ってやるからさぁ。」
よっぽど、不安気な顔をしてたのだろうか。
小山君は抱きしめながら、背中をポンポンポンと叩いてくれて、私の顔を覗き込んだ。
「ねっ!
もっと俺を頼れよ!」
…………。
顔真っ赤!!
絶対、顔真っ赤!なはず。
ジワーっと下から頭のてっぺんまで暖かい血が上ってきた。
チュッ………。
えぇーーー!!
チュッって、チュッって!!
キス………した?!
唇と唇、触れたよね??
小山君も照れてしまったのか、
「ごめん調子に乗った。」
そう言って。後ろを向いた。
小山君も顔が赤くなった?
後ろから見える耳が赤いんですけど!!
新田君の事やら、飯塚さんの事がぶっ飛んでしまった。
最初のコメントを投稿しよう!