°*母の存在*。

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°*母の存在*。

母とヒロクンは 連絡を取り合って居ました。 私が小学校二年位までは 祖母と母は 仲が良かった為、 母が父に隠れて 逢いに来るのに対し 祖母は 逢わせてくれて居ました。 私は逢う度に 「何故出ていったのか」 と聞くと 「アサミが大人になったらゎかる時が来る」 と言われました。 こんなに私は 辛い思いしてるのに 何故連れていってくれなぃの? と、 ずっと思っていました。 父は何でもする人。 やくざ絡みで有り 祖母も同じ。 ビビるはずです。 父が怖かったんです。 母と逢ってる時は なるたけ 笑って居る姿を見せた 心配かけたく無かったからだ。 弟のノブは幼かった為、 母に逢う事はなく その内、 私まで母と逢う事を 禁じられた。 私達は 埼玉に住んで居て その頃 母は東京に住んで居た。 学校の運動会等は 隠れて 逢いに来たりしてくれた。 私は母を 恨む事等ありませんでした。 【母が大好き】 だったカラ・・・・・・。 まるで 決められた 面会時間の様でした。 母と過ごす時間は 余りに早く短く感じた。 母が東京に帰る時は 笑顔で見送った。 (又会える・・・・・・・。) 私の帰る所は祖母の所。 地獄の住処。
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