°*母の存在*。

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そんな日々が続き 私はもう 小学五年生になって居た。 祖母は 血圧や心臓の 病気を持っていた為 半月に一度、 私は祖母から お金を渡され 電車で二時間程掛かる 【清瀬】の 病院まで 薬を取りに行かされた。 私が唯一 羽根を伸ばせる日・・・・・・。 清瀬から 母の住まいは近く 私は 薬を取りに行かされる時は 隠れていつも 母の所に 逢いに行って居ました。 母は 男の人と住んで居て その人のお店で働いていた。 私達の事や 事情は知って居て、 私がいきなり行くと、 いつも快く 受け入れてくれた。 母と二人で カラオケに行ったり。 プリクラを撮ったり。 それが普通の 親子のする事なんだろぅ。 そんな私を見て 母は何を 考えて居たのだろぅ。 私は母に知らず知らず、 幼くして 気を使って居た。 祖母の怖さは 私が一番知っていたし、 今現在、 母と祖母が 仲良くなぃ事も 知っていた。 だから私は もぅ母と暮らす事を 心の何処かで諦め、 いつしか私の口からは 【じゃあ帰るね・・・】 と言う言葉が出ていた。 私の帰る所はやっぱり 【地獄の住処】 この事実は もぅ変えられない物何だと思った。 私が祖母から 監視されなかったのは 唯一清瀬に行く時だけ。
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