。*中学時代*°

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。*中学時代*°

こんな日々が毎日続き、 体中傷だらけになりながら 私は 【中学生】 になった。 中学になると同時に、 祖母は旅館の ナカイの仕事をし始めた。 昼間から夜まで居なく。 私は 嬉しくて仕方無かった。 祖母が居なくなれば その時間はある程度 【自由】 がきくからだ。 祖母が出掛ける時は いつも私も、 一緒に連れて行かれた。 何故か・・・・・・。 コキ使う為・・・・。 中学に入り私は 自ら学校に行くのを ほとんど辞め 【不登校。登校拒否】 していた。 祖母を手玉に転がすのも 所々、 うまくなって居たが・・・ 殴られ、蹴られされる事は変わらず毎日だった。 祖母はいつも 煙草を吸って居た。 私は祖母に連れられ 出掛けている車の助手席で煙草を吸う祖母に・・・・・ 「煙草うまい?」 と聞くと、 祖母は得意気に。 『バァチャンは14から吸ってるからな』 と答えた。 私 「吸わせて」 祖母 『バカ言うな』 私 「バァチャンも14から吸ってるならアサミも今14だょ。」 祖母 『・・・・・・・・・ほら』 私は煙草を吸い、 むせた振りをした。 そうだ・・・・。 私はその半月程前から 隠れて煙草を吸って居た。 隠れて吸うのがだるくなり堂々と吸えるチャンスを 待っていた。
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