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°*父の存在*°
父は
自営で土方をしていた。
金回りは良く・・・
若い頃はシンナーを
吸っては母の事を
ボコボコにしていた様だ。
私は、
父に抱かれた記憶。
父にオンブされた記憶。
父や家族で出掛けた記憶。
父に対する記憶は薄く、
覚えているのは
父が仕事に行く時、
いつも決まって
私達兄弟は父に
「いってらっしゃい」
のチュウを
母にさせられていた。
今思えば・・・・・
それが母の中での
唯一の家族の、
【コミュニケーション】
だったのだろぅ。
父は帰ってくる事は
余りなかった気がする。
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