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なぁ…
いつまで続くんだ?
もっと自由になれると思ってたんだ。
どんどん苦しくなってくるばかりで見たくなかったものまで見えて、思いどおりになんてならないじゃないか。
それに。
生きてる時にどれだけ大事なことに気づけてなかったんだろう。
人も、出来事も、表面しか見ないで不満だらけだった。
もし知ってたら…今の僕なら…
生きたい
生きたいよ!
遠くから人の声がする。
父さんと母さん?
なんだか懐かしい音、人の声、空気の匂い。
微笑んだ僕はそのまま安心して眠った。
帰り途中に乗っていた電車が急ブレーキをかけた瞬間、満員の車内で雪崩のように人が倒れたらしい。
僕は下敷きになって一歩間違えたら本当に消えてたかもしれないと後になって聞いた。
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