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 俺は小さい頃から夢だった恐竜の研究者になるために昨年この大学に入学し、一年間理学部の古生物学を学んだ。  サークルも迷いなく古生物サークルに入った。 まぁほぼ活動なんてしてないのだが。最近は博物館に行って写真撮りまくったぐらいだ。    部員数も他に比べて一番少ないし、顧問も始まりと終わりに来るだけで全然来ない。だからわりと自由に動ける。  俺はこのサークルに入るときに具体的に何をやるか聞かされてないので、恐竜の映画ばかり見ている。    「あ、まーた恐竜見てる。」  「なんだ、いつものことだろ。」  そーだねーって言いながら1つイスをあけて俺の隣に座るこいつは小学生からの幼馴染だ。名前は宮田皐月。 中学以外は同じ学校だ。因みにサークルはここじゃなく空手に入っている、この大学の中ではサツキが1番強いらしい。    「カズこの映画ほんと好きね。」  「やっぱりこれが一番面白い。」  「あれ?ケイは?まだ来てないの?」  「ああ、ケイな、また鳩に餌やりに行ってるん   じゃないか?」  「そっか、じゃあ、ジュース買うついでに呼んでくるね」  「…おう、俺コーラな」    「あら!サツキちゃんまた来てくれたのね!」  「あ、サイトウさん!」
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