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……頭が、ズキズキする。
頭を押さえ勇希は、白い霧の中を歩いた。軍服の監修みたいな男に、変なキャンディを食べさせれたことにより、気づいたら勇希は霧の中を歩いていた。
……どこだよ、ここ。
目を細めて遠くを見ると、1つのドアが目に入った。ズキズキと痛い頭を、押さえつけながら勇希は、そのドアの前に立った。
ドアは、濃い茶色の洋風のドアだった。金色の持ち手には、「open me」と書かれていた。開けても良いのか迷ったが、勇希はドアを開けた。
……ガチャ
ドアを開けると、そこは大きな螺旋階段と沢山のドアがあった。
……なっ、何だこれ?!
勇希は、辺りを見渡した。
あちらこちらに、ドアがありそのドア達は自由に勇希に話しかけてくる。
「こっちこっち…」
「あたしを、開けて」
「こっちにおいでよ」
勇希は、見渡しながら螺旋階段を登る。どこに、自分が呼ばれているか分からないが、登ってみる。
「アリス…こっちだ。こっち」
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