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僕、怒らせちゃったかな?
トド松兄さんの後ろ姿を見て、様子をうかがう。
トド松兄さんはいまだに耳が真っ赤で後ろを向いたまま。
そろそろ心配になってきた。
「トド松兄さん?」
「なっなに?!」
僕が話しかけるとビクッっと体を震わせ戸惑った様子で話し掛けに答えるトド松兄さん。
あれ?様子が変・・・?
「トド松兄さん、大丈夫?」
「うっうん!大丈夫!」
何か、さりげなく避けられてる。
このままじゃ、また、大切な人が離れていくような気がして思わず腕にくっついた。
「ふぁ?!どうしたの?!てる松?!」
「だって・・トド松兄さんが無視するから・・・」
視界が歪んでく・・・。
「あぁ!また、泣き出しちゃった!ごめん、てる松!」
はぁ、僕また泣いちゃって・・・・。
「僕、本当泣き虫だな・・・、だから虐められるんだよ。めんどくさいって・・・・」
「そんなこと___」
「「「そんなこと、ないよ/ないぞ」」」
僕が俯きそうになったとき、ドアを突き破って兄さん達が現れた。
涙が引っ込む。
「ふぇ?」
「そんなことないよ、てる松」
僕に近づき頭を撫でながら言ってくれる一松兄さん。
「そうだよ、てる松はそのままでいいんだから」
「そうだよ!てる松は!」
「その前に、てる松を虐めていた奴等は何処のどいつだ・・・」
「そうだな、この際しっかりシめておかないとな・・・・」
チョロ松兄さんに十四松兄さん・・・。
おそ松兄さんにカラ松兄さん・・・は、ちょっと怖い((((;゜Д゜)))←
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