平成27年10月6日

6/13
前へ
/19ページ
次へ
爽やかに微笑まれ、話すにもはなせない。あれ、俺。お礼言いにきただよな。なんでこんな甘い雰囲気になるんだ。なんて思っていると(この時間10秒) 「もしかして、恥ずかしがってる?」 「え、いや……」 ただ雰囲気に押されてだだけだが。 「大丈夫だよ。俺、佐藤君のこと嫌いだとも思ってもいないし、むしろ友人になりたいなあって思っているから。」 あっ親友でもいいんだよ?って笑った。話が食い違っている気がしてきたぞ。というか、晴惹おまどういう勘違いをしているんだ。俺が、今話したい内容は、そういうことではなくででな。 「俺はたださっきのお礼を言いにきただけなんだけど……」 そう言った途端、晴惹の顔から爽やかな笑顔が消えた。同時に、困惑した表情に変わる。 いや、ね。そんな表情されてもさっきの出来事から連想して、晴惹の勘違いがあったのかが俺は困惑だ。 「さっきのって数学の代わりに解いてあげたこと、だよね」と確認されて俺は頷く。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加