平成27年10月6日

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「うわあああああ、……」 「っえ……?」 ぺたりと廊下に座り込んだ晴惹は、顔を両手で隠し、ぶつぶつと呟く。 「恥ずかしいわ。俺、ただのバカというか」 そういってはあーと長い溜息を疲れる。 「いや……間違いは誰にでもあるとおもうよ。うん」 「俺はてっきり佐藤君からやっと告白されたかと思ってたのに……」 「え?」 「いやなんでもないよ」 「ごめんね。勘違いをしてしまって」 「いや、大丈夫だよ。それぐらいのこ気にしなくていいさ」 「それと、さっきの数学はありがとう。まじ助かった」 「佐藤君のためなら、なんでもするさ。これからも、さ」
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