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「うわあああああ、……」
「っえ……?」
ぺたりと廊下に座り込んだ晴惹は、顔を両手で隠し、ぶつぶつと呟く。
「恥ずかしいわ。俺、ただのバカというか」
そういってはあーと長い溜息を疲れる。
「いや……間違いは誰にでもあるとおもうよ。うん」
「俺はてっきり佐藤君からやっと告白されたかと思ってたのに……」
「え?」
「いやなんでもないよ」
「ごめんね。勘違いをしてしまって」
「いや、大丈夫だよ。それぐらいのこ気にしなくていいさ」
「それと、さっきの数学はありがとう。まじ助かった」
「佐藤君のためなら、なんでもするさ。これからも、さ」
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