平成28年11月28日19時25分

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今日の俺は、すごく気分がいいんだ。 まず、学食の限定コロッケが食べれたから。 バスケで、スリーポイントが十回に九回はいったから。 悠弥が、俺の誕生日を一緒に迎えてくれるから。 そしてなによりも、俺の好きな人が俺の誕生日を祝ってくれる。 こんなにも、嬉しくて幸せなことはない。 だから、今日はすっごく気分がいい。 今日は、急いで帰らなきゃな。 裕哉が先にもう帰っているかもしれない。 待たせてたら、きっと怒られる。 ふと、空をみあげた。 雲が晴れていて真っ暗な空に星が煌めいている。 今日は、何もかもが美しい出来事に見えるよ。 今日こそ、裕哉に伝えるべき時だと思う。 早歩きで仲店商店街を抜ける。 すぐに横断歩道に差し掛かった。 信号をみると、青信号が点滅している。 わたれないと判断して、止まる。 見ると、 反対側の歩道に裕哉が見えた。 なんでこんな時間に外に。 いや、そんなことより、会えたんだから、一緒に帰りたい。 走ればこの信号も渡れるだろう。 「裕哉っ、、、」 ああ、良かった。 俺に気づいてくれたみたい。 でもなんでそんな、驚いた表情を浮かべているんだ。 「晴惹……!よこ……っ」
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