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「……本当にもうやめて」
僕の理性を失くさせる
桜色の御馳走に辿りつく寸前。
「これ以上やると大声出すよ?いいの?」
どうにか
僕は凪を押し留める。
「下手な無理強いは嫌なの」
ここで騒がれたら
家宅侵入の罪だけじゃすまなくなる。
まだ少しでも正気が残っているなら
自分から引き下がるはずだと――。
「やるならもっと上手く」
勝ったつもりで腕組みして笑う。
その瞬間
「え……?」
僕の目の前に――。
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