第1章

10/15
前へ
/15ページ
次へ
「どこか行きたいとこあるか?」 「うちの近くの公園で話したいな。ダメ?」 不安だったけどそこに決まった。 「あぁ。」 「ありがと。」 車が発進して場所を教えた。 隣に座ってるだけでドキドキする。 「若、着きました。」 「待っててくれ。降りるぞ。」 頷いて車から降りた。 公園に入りベンチに座った。 「突然、ゴメンね。 清水君に悪い事したかなぁ?」 「気にしなくていい。 アイツの家、俺んちの真ん前だからいつも出入りしてるし、麻衣に告るように言ったのはアイツなんだよ…。 さっきも、帰るの誘えって言ってる間にいなくなったから、ホラって言われててな。 だから、廊下出ていただろ、アイツ、ガンバレって言ったんだよ。」 少しテレてる?
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

128人が本棚に入れています
本棚に追加