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──その頃。
会社の裏庭では。
大魔王の指令を受けて、
四天王の一人が仲間とともに襲撃に来ていた。
四天王は肩を震わせクツクツと笑う。
「大魔王様も悪よのぉ。
ダンジョンに戦力社員をおびき寄せて
手薄となったSR会社を襲撃せよとは……」
これは勝つる!
四天王は絶対の勝利を予感して笑いが止まらなかった。
ふと。
そんなところに、新しく戦力社員となったKが通りかかる。
Kは愕然とする。
「お前はッ! 四天王──ドゥラメンテ!」
「あー……。我を思い出してくれたのはありがたいが。
……その……微妙に名前を間違っているというか……」
「デゥラメンテ! 覚悟しろ!」
「いや、だから、その我の名前を……」
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