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***** 「随分遅かったわね。 すっかりしわくちゃになっちゃって」 「お前の分まで生きた証だよ」 「……そうね。娘も立派に育ててくれて、ありがとう」 にこやかに俺を迎えた、亡き妻。 逢えたということは、 俺も一生を終えたんだな。 「本当に待っててくれたのか」 「もちろん」 当然でしょ、と言わんばかりの答えに 俺の心は熱くなった。 「ねぇ、あなた。 これからはずっと一緒にいられるわね」 「……そうだな。 今まで一緒にいられなかった分、 ずっと傍にいるよ」 ☆END☆
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